債券価格 2022 10 8

 国債などの債券に価格があると言ったら、
不思議に思うでしょうか。
 実は、国債は固定金利です。
最初に発行された時の金利が満期まで続くのです。
 もちろん、国債は満期まで保有するのが原則ですが、
国債を途中で売りたくなったら売却できるのです。
これが国債の「中古市場」というものです。
こうした市場で売買するには価格が必要です。
 たとえば、利回りが1%の国債よりも、
利回りが3%の国債のほうが価値があります。
 だから、国債市場において利回りが1%から3%に上昇すると、
利回りが1%の国債の価値(価格)は下落します。
 もちろん、個人は満期まで保有するでしょうから、
国債価格は気にしないでしょうが、
金融機関などは国債の時価評価を気にするかもしれません。
 また国債の「中古市場」で売買することによって、
利益を得ている業者も国債価格を気にするでしょう。
 最近は、世界で国債の利回りが上昇しています。
これは国債を売却するほうが多いということです。
国債の買い手が多ければ利回りは低下します。











































































































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